ブランディングのページでは、鈴まつデザインのサービスとしてざっくりと掲載しています。細かに説明を加えるとどうしても長~くなってしまうので。
ですので、この「読み物」の中で補足していこうと思います。
ではさっそく。
あなたは家電量販店でパソコンを買おうとしています。 店頭には気になる商品が2つ。 わかる範囲では値段もスペックも同じですが、ただ1点「メーカー」が違いました。 1つは誰もが知っているメーカーのA。もう1つはあまり聞いたことのないメーカーのB。 さて、あなたはどちらを選びますか? おそらく、多分…いやいやほぼ全員といっていいほど、Aの大手メーカーのパソコンを選ぶ、のではないでしょうか? 答えは簡単です。それは、人が持つ「失敗したくない」という心理が働いているから。
「アフターフォローが整っていないかも」
「すぐ壊れないだろうか」
「このスペック、正しいのかな」
などなど、高額な買物であればあるほどいろいろと頭のなかで考えるのが普通です。
つまり、そのAのメーカーの持つ印象が、Bよりも勝っていた。「ブランド」が感じられた、ということになります。
ではこのB社のパソコンがセールを行っていたらどうでしょう? A社との差額が大きければ大きいほど、迷いが生じると思いますが、少しの値引き程度なら
やっぱりA社のパソコンを選ぶのではないでしょうか。
つまりこれがA社のブランド価値になるわけです。
そこへ「期間限定」「本日限り」「会員様だけの」、なんて言葉が躍っていたら、さらに悩みは深まります。
そして、あなたにとっての「ブランド価値」と「リスク」の境界線があいまいになるところで、B社のパソコンを選ぶ、という行動が生まれるのです。